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陽気なおじいちゃん

黙り気味になった私に、ご夫婦が、ゆっくりわかりやすいように、話しかけてくれた。
でも、相手の話はわかっても、自分の英語を使って話すことができない私。
いつも頭で文章を考えすぎて、言葉にできないのだ。
「こんなに遠くまで、大枚はたいて来たのに、どうして苦しんでいるの?」
私は、一緒にステイする友人の楽しそうな姿を見ながら、悲しくなっていた。

おじいちゃんは、音楽好きだった。
よく歌を歌う。そして特にハーモニカが上手。
1人で、複数の音を出して演奏できるのだ。

ある時、ドライブへ行くことになった。
その道中、おじいちゃんは100マイル近くのスピードを出して走った。
73歳の老人が、時速160km近くでぶっ飛ばすなんて、おそろし~。
だがなんと、おじいちゃんはそのスピードで、ハーモニカを吹き始めたのだ!

おじいちゃんのハーモニカは、ほんとに陽気で楽しい。
思わず歌いだしたくなる。
気がついたら、私も友人も、大きな声で歌っていた。

そして、私は心が軽くなるのを感じた。
話せなくたって、こうやって一緒に楽しめる。
それでいいんだよ、と。
もっと気持ちを楽に、楽しくやっていこうと思った。

帰りに、おじいちゃんはアイスクリームショップに寄った。
私達に、特大のアイスクリームを買ってくれた。
滞在中に、何回買ってくれただろうか?

おじいちゃんは、いつもアイスを食べる時、おばあちゃんに咎められる。
きっと、お医者さんにも止められているのだろう。
でも、とてもおいしそうに、幸せそうに食べていた。
その姿を見ていると、こちらも幸せな気分になった。

ずんぐりむっくり、大きなおなかで、いつも陽気なおじいちゃん。
今までにきっと、いろんな経験をしてきただろうけど、今をとても楽しく生きている。
こういう年のとり方って、いいなぁ。
残り少ないホームステイの日々を、精一杯楽しもうと思った1日だった。
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by dream_trip | 2005-01-31 14:49 | America

ホームステイのはじまり

家の中に入って、まず驚いたこと。
たくさんの猟銃、動物の毛皮などが飾られているのだ。

おじいちゃんが自慢気に言う。
「ボクは猟銃のコレクターで、ちゃんと免許も持っているんだよ」。

一番奥の、以前ご夫婦のお子さんが使っていたお部屋を、私達2人のために提供してくれた。
部屋で荷物の片付けなどをし、家の中を案内してもらった。

その後、リビングのテーブルに集まって、ちょっとおしゃべり。
ご夫婦はやっぱり65歳ではなかった。73歳。
おじいちゃんは、糖尿病なのか、毎日自分で血液検査みたいなことをしていた。

翌日から、スクールが始まった。
毎日、ご夫婦のどちらかが送迎してくれる。
スクールまでは、キャンピングカーではなくHONDAのシティだった。

実は翌朝、家の駐車場に、キャンピングカーはなくなっていた。
昨日見ただけで、もう二度とお目にかかることはなかった・・・。

スクールでは、アメリカ人の先生とボランティア(?)の子供達が来て、一緒に英語のお勉強。
簡単な英会話とか、遊びとか。
アメリカ人の子供達って、かわいくてきれいで、足が長い~。
なんて、どうでもいいこと考えていた。

昼食前に授業は終わり、またホストファミリーのうちへ帰っていく。
毎日ではないが、帰りに昼食を買うため、車はお店に寄った。
いつも “バーガーキング” 。
そしていつも、自分のお金でチーズバーガーを買った。

家では、ご夫婦とは当然英語で話すわけだけれど、正直ほとんどしゃべれない。
それに、もう1人日本人がいるというのは、私にとってマイナスだった。
頼ってしまうのだ。
彼女に任せてしまって、自分はあまりしゃべらなくなってしまった。
私は、遠くアメリカまで英語を勉強しに来たのに、ちょっとカラに閉じこもり気味になった。
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by dream_trip | 2005-01-30 14:59 | America

びっくりマイカー

おじいちゃんとおばあちゃんは、にこやかに私達を迎えてくれた。
これから、それぞれの家庭に帰る。
お2人は、マイカーへと案内してくれた。

そのマイカーとは・・・

白くてとても大きな箱型だった。
“キャンピングカー” というらしい。
すごーい!アメリカ人って、こんな車に乗っちゃうの!?

その時の私は、びっくりして、時差で眠くてたまらないのを忘れた。
後ろのドアを開けてくれて、乗るように促された。

運転席と助手席の上は、ベッドになっている。
シャワー室も小さいキッチンも、テーブルセットもある。
おままごとみたいで、かわいい♪

テーブルセットのいすに座って、Let's Go!
おじいちゃんは、かなりのスピードで飛ばす。
でも、車の揺れがだんだん心地よくなって、私ったらテーブルに突っ伏して寝てしまった。
緊張してても、眠気には勝てない・・・。

そして車は、平屋の家の敷地内に止まった。
おじいちゃんとおばあちゃんの家だ。
ここで2週間を過ごすんだなぁ。
期待と不安を胸に、玄関を入った。
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by dream_trip | 2005-01-29 14:40 | America

降り立った地、そしてご対面

降り立った地は、サンフランシスコ。

飛行機は初めてではないけれど、長時間は初めて。
それなのに、成田を飛び立った時間より、前の時間に戻っている。
“時差” があるんだから、当然。頭ではわかっているつもり、でも・・・。

そして、いきなりサンフランシスコ観光へ。
ゴールデンゲートブリッジ、フィッシャーマンズワーフ等。
英語が飛び交う観光地、スケールの大きさに、ただただ圧倒されていた。

今回の旅行は、1週間の観光と2週間のホームステイ。
アメリカの一般家庭にお邪魔して、生きた英語を学ぶのだ。
午前中はスクールに通い、午後は各家庭で過ごす。

ホームステイ先は、サンフランシスコより少し内陸の、OakLand。
スクールに、それぞれの受け入れ先が迎えに来ている。

事前にどういう家庭にお邪魔するかは、紙面で案内があった。
私の受け入れ先は、退職された65歳の老夫婦ということが、わかっていた。
そして、一緒のツアーのもう1人と、2人でお世話になるということも。

お迎えの面々はさまざま。
65歳くらいの夫婦はいない。どう見ても70歳は超えている夫婦が1組。

ご対面は、緊張の瞬間だった。
はちきれんばかりの大きなおなかをしたおじいちゃんと、背の高いおばあちゃん。
70歳過ぎと思われるこのご夫婦が、私のホストファミリーだった。
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by dream_trip | 2005-01-28 22:20 | America

初めて海外へ行ったのは

初めて海を渡ったのは、15歳の夏。

高校1年生だった私は、進○ゼミをやっていた。
そのページをめくっていたら、「夏休みにホームステイをしてみませんか?」の文字。
「サンフランシスコか~、行ってみたいなぁ。」
毎日そのページを見ながら、考えていた。

両親に相談してみた。
これまで貯めてきた私のお年玉を、費用の一部に使って、行ってもよいとの返事。

実は、そんなに強い憧れではなく、ちょっとした出来心だった。
でも、行っていいと言われて、とてもとても行きたくなった。

海外旅行なんて、両親も行ったことがない。
もちろん私も初めてだから、何を用意していいかわからない。
送られてきた資料を元に、スーツケースをレンタルしたり、最寄の銀行で両替したり。

そして迎えた当日。
成田空港まで車で送ってもらい、集合場所へ。
全国から集まってきた、20人ほどの高校生たち。

初めて会うこの人達と、私は初めて海を渡る。
3週間の長旅のはじまりだった。
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by dream_trip | 2005-01-27 11:14 | 旅の準備